再発の危険性から目を背けるな!【躁鬱との闘い】

鬱

様々な精神疾患について

先生

躁鬱病は、現在うつ病の一タイプと考えられています。実際、躁鬱病はうつ病から移行して発症することが多いです。うつ病の罹患者が年々増えている昨今では、この躁鬱病も徐々に増え始めています。これまでは見逃されがちだった症状も現在では専門医によってチェックされるようになっており、躁鬱病の兆候が早目に捉えられる状況です。躁鬱病の場合には、家に引きこもりがちなうつ病に比べて社会との接点が多いという特徴があります。躁状態の時には特に他者との関わりを積極的に持つケースも多く、時にトラブルを招くことがあるのがこの病気の厄介な点です。病気について知識のない周囲の人たちは、躁鬱病の方の言動の変化に戸惑うことがしばしばあります。家族を始めとする近親者の場合には関係が深いだけに、対応に苦慮するのが常です。躁鬱病は、時に社会的な問題も引き起こします。躁状態にある時に高額な買い物や投資などをしてしまうケースも少なくなく、本人ばかりか家族も大きな問題を抱え込んでしまうのが重大な問題です。人との争いごとが生じるパターンも実際多く、関係の修復にも時間がかかることがあります。躁鬱病は、例え元気に見えても現実的には病気の状態です。ですので病気の存在を知っている近親者はもちろんのこと、社会全体でこういった病気を持つ方に理解を示していくことが、今後は求められると考えられます。躁鬱病という病気の認知度も近年は上がってきており、現在少しずつ対処の仕方が知られるようになっている状態です。

躁鬱病は躁状態とうつ状態が交互に現れてくるのが一般的です。同じ躁鬱病でも、症状の現れ方によって現在では2つのタイプに分類されています。いずれのタイプの場合にもニュートラルな時期が存在するのがこの病気ならではの特徴です。比較的軽症のタイプではうつ状態の時期が長く、他の精神疾患と合併することも多々あります。不安発作などを伴うケースも多く、治療は意外に複雑です。この躁鬱病の恐い所は、自殺に繋がることが多いという点です。躁状態の時に極端な言動をしてしまった場合、うつ状態に移行すると自己嫌悪の感情からさらに強くなります。自殺をするためには一定のエネルギーが必要となりますが、躁鬱病の場合にはそういったエネルギーや行動力があるため、却って思い切った言動を招きやすいので要注意です。攻撃力が自分に向かうと、さらに危険な結果に陥ります。こういった一定のサイクルを繰り返す躁鬱病の治療は、精神疾患の専門医に任せる必要があります。多くの場合には薬物療法が試みられますが、自己判断で薬をやめることは大変危険です。この病気の治療では一般のうつ病とは異なる薬剤が使用されることが多く、症状を観察しながらの医師のさじ加減が重要となります。躁鬱状態が悪化する可能性があることから慎重に使用すべきなのが、通常の抗うつ剤です。抗うつ剤には気分を上げる作用があるため、躁状態を亢進させてしまうリスクがあります。万が一使用この手の薬剤をする場合には、精神安定剤など他の薬と併用するのがベストです。

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